野村総合研究所が震災直後の昨年4月15日に発表した
『家庭における節電対策の推進』というレポートがある。
この中の「主な節電対策を講じた場合の1軒あたりの期待節電量」
という試算は、大マスコミが顔をしかめる内容だった。
テレビの情報番組で紹介される節電方法といえば、代表的なのは
「エアコンを消すこと」だが、この試算によれば、エアコン1台を
止めることで期待できる節電効果(1時間あたりの消費電力)は130W。
対して液晶テレビを1台消すと220Wが節電できる。つまり、
テレビを消すことによる節電効果はエアコンの約1.7倍にもなるのである。
家電の「エコ化」が著しいなか、テレビは昨年7月の地デジ化に伴う買い換えで
大型化が進んで消費電力が増えている。一般国民の感覚で見落としている節電の盲点だ。
本誌は、このデータを昨年8月19・26日号ですでに紹介している。
しかし、この事実に反応したのは一部のネットメディアだけで、テレビは完全に黙殺した。
※週刊ポスト2012年6月1日号より
http://www.news-postseven.com/archives/20120523_109341.html
『家庭における節電対策の推進』というレポートがある。
この中の「主な節電対策を講じた場合の1軒あたりの期待節電量」
という試算は、大マスコミが顔をしかめる内容だった。
テレビの情報番組で紹介される節電方法といえば、代表的なのは
「エアコンを消すこと」だが、この試算によれば、エアコン1台を
止めることで期待できる節電効果(1時間あたりの消費電力)は130W。
対して液晶テレビを1台消すと220Wが節電できる。つまり、
テレビを消すことによる節電効果はエアコンの約1.7倍にもなるのである。
家電の「エコ化」が著しいなか、テレビは昨年7月の地デジ化に伴う買い換えで
大型化が進んで消費電力が増えている。一般国民の感覚で見落としている節電の盲点だ。
本誌は、このデータを昨年8月19・26日号ですでに紹介している。
しかし、この事実に反応したのは一部のネットメディアだけで、テレビは完全に黙殺した。
※週刊ポスト2012年6月1日号より
http://www.news-postseven.com/archives/20120523_109341.html